輪廻を駆ける(26:エピローグ)

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26:エピローグ

季節はいくつ巡っても子供は元気だ。母親というのはいつの時代も大変である。

「ハルくん、かっちゃんにも貸してあげな」「うん、かっちゃんどれにする?」かっちゃんと呼ばれた小さな子供はいくつもある乗り物の中からバイクのおもちゃを手にとった。「はははー、この子またバイクだよー」母親は笑う。どうやらいつもバイクのおもちゃを選ぶらしい。

「お姉ちゃんごめーん、日焼け止め買ってくるの忘れちゃったから買ってくるけどなんか買ってくる?」「えー、特になーい」姉妹は家の中と外で大きな声でやりとりをする。

「お義兄さんすみません。美羽が買い出しに行くみたいなんで行ってきます」悠真は義理の兄に声をかけると車に乗り込んだ。

「お姉ちゃんごめんね、ちょっとだけハル君見ててー」「大丈夫だよー、いってらー」悠真と美羽は車で買い物へと出かけた。

車の中で美羽が尋ねた。

「この前もらってきたバイク、お義兄ちゃんと見てたんでしょー」「あぁ、そうだよ」勝彦はいつまでもガレージにあった持ち主不在のバイクを悠真に譲っていた。悠真は黄色いてんとう虫のお守りを自分の原付から勝輝のバイクに付け直していた。

「勝輝のヤツ、新品のブレーキまでつけて完璧に仕上げてあったんだ。やっぱ凄いよ、アイツは」

部屋の中はおもちゃで散らかっている。2人の子供が縦横無尽にバイクを走らせる。家中に子どもたちの声が響き、笑い声が絶えない。

人生も、家族も、そして小さな日常も。これから先も、ずっと続いていく。

それはいつの時代も奇跡の連続だ。

完結しています。全26章あります。

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是非、楽しんでいってもらえたらと思います。

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