小説

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輪廻を駆ける

輪廻を駆ける(9:確信)

ミナリに打たれたように痺れた頭で事実を思い出した。勝輝はもう一度あたりを見渡して、この光景が自分のお通夜であると察すると同時に棺に入った自分の頬を引っ叩いたが目覚める様子はなかった。
輪廻を駆ける

輪廻を駆ける(8:衝突)

パーツショップに向かう途中で大通りから1本横に入った細い道がある。この道は勝輝がいつもショートカットに使っている脇道だ。
輪廻を駆ける

輪廻を駆ける(7:二度目の原付)

組み上げたバイクを悠真にすぐに見せびらかしたかった。しかしそのとき勝輝のスマホが鳴り響いた。電話の主はパーツショップの店員だった。
輪廻を駆ける

輪廻を駆ける(6:完成したバイク)

朝一番でパーツショップへ行くと、勝輝のお目当てのブレーキパーツがあった。「勝輝くん、今朝届いたよ、君の部品」店員が真っ先に声をかけてくれた。
輪廻を駆ける

輪廻を駆ける(5:通夜)

家に帰ると様子がおかしい。プレハブ小屋と母屋の間のガレージに車が二台キツキツに駐車されている。
輪廻を駆ける

輪廻を駆ける(4:悠真がいたコンビニ)

腹はそこまで空いてなかったが悠真とラーメンを食べようと思いつく。悠真に会うために家に行ってみたが留守だった。いつもの場所に悠真の原付はなかった。
輪廻を駆ける

輪廻を駆ける(3:パーツショップ)

ショップに着くなりお目当てのブレーキ用のパーツが見たくてソワソワしたが、店員が見当たらない。いつもなら勝輝を見かけると必ず声をかけて「届いたら連絡するから毎日来なくても平気だよ」と笑って応えてくれる店員だ。
輪廻を駆ける

輪廻を駆ける(2:勝輝の父と母)

勝輝の父・勝彦は50過ぎ。バイクに夢中な息子を快く思っておらず、『バイクはやめろ』『じいさんもバイク事故で死んだ』と何度も口うるさく注意していた。最近はほとんど会話もしていない。
輪廻を駆ける

輪廻を駆ける(1:慌ただしい勝輝の朝)

いつものベッドで目が覚める。勝輝は目覚ましを使わない。眠くなったら寝るし、朝は勝手に目が覚める。いつも何らかの作業に夢中で忙しい。
命懸けのサッカー観戦

命懸けのサッカー観戦(12:やりなおし)

「母さん、サッカーのことは今は教えないで」「当たり前じゃない」「何をヒソヒソやってるんだよ。俺は帰るぞ」「無理だよ。親父は試合の前に救急車で運ばれて一命を取り留めたんだよ。家に帰るなんて無理さ。このまましばらく大人しく入院だよ」
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