夏の海風と記憶釣り

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夏の海風と記憶釣り

夏の海風と記憶釣り(6:瑠璃の夢)

「はははっ!気にしすぎだろ?だってあいつらは幼馴染なんだから、それくらい普通なんじゃねーの?まぁ、そんなもんじゃねーの?」航は釣竿を海に振り抜くとルアーを泳がせた。
夏の海風と記憶釣り

夏の海風と記憶釣り(5:湊と瑠璃)

海斗はほとんど眠れないまま夏休みの一日目の朝を迎えてしまった。昨晩瑠璃を家まで送って行ったが、あんなに泣いてる瑠璃を見たことがなかった。
夏の海風と記憶釣り

夏の海風と記憶釣り(4:瑠璃の記憶)

暗い夏の海は、昼間の暑さが嘘のように涼しくて、海風が気持ちいい。海斗はいつもの釣り座に来ていた。海斗は決まって堤防の左先端の部分で釣りをする。堤防を端まで歩くのは意外と面倒だ。
夏の海風と記憶釣り

夏の海風と記憶釣り(3:父の釣竿)

海斗は父の顔を知らない。母が彼を身ごもってすぐ、父は海へ出たまま、帰らなかった。けれどこの街の海風には、いつも父の匂いが混じっている気がした。
夏の海風と記憶釣り

夏の海風と記憶釣り(2:航)

自宅前まで帰ってくると、隣に住んでいる一つ歳上の航の姿が見えた。「航くん、今帰り?」「おう、今日も大漁だ。疲れたよ」夕暮れの光が、航の腕の筋肉に反射した。
夏の海風と記憶釣り

夏の海風と記憶釣り(1:クラスメイト)

明日から夏休みが始まる。 休み前最後の登校なので、 学校に置いたままにしてある荷物を全部持ち帰るために、 海斗は登校した。
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