退職代行で後悔しないために。Fさんの実話。

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理想は円満退社!

退職代行は最終手段!

実際に退職代行で後悔だらけのFさんの実話を紹介します。

退職代行は後悔だけでなくトラブルや失敗も非常に多いのです。退職代行を使ったあとの事は考えていますか?注意点がたくさんあります。

この記事を是非最後まで読んで頂き、後悔のない退職を実現して下さい。

退職代行を使用された企業側の立場(私の立場)から、実際に退職代行を利用したFさんのエピソードを紹介します。

まず初めに、Fさんのエピソードを紹介するのは私にとってはリスクです。

企業サイドの内情も赤裸々に暴露していますのでデメリットしかないのですが、私はあなたが退職する時に後悔をしてほしくないのです。

何度も後悔だらけの退職劇を見てきた私ですが、人生の分岐点となる退職であなたを後悔させたくありません。退職によって後悔する人が1人でも減って欲しいという願いのもと、この記事をライティングしています。

退職代行を利用したFさんについて

退職代行を利用した人物、名前は「Fさん」。

・当時38歳
・職場の人間関係はあまり良くない
・仕事はできないタイプ
・体格がよく、背が高い
・勤続年数は15年くらい

ある時、会社に1本の電話がかかってきました。

「はい。株式会社ABCです。」

いつも通り会社の電話に出る社員。

社員「部長、退職代行なんとかの人から電話です。」
部長「退職代行??」

私はそのやりとりを聞きながら自分の仕事をしていました。

数分後、ガチャンッ!と、怒りがこもったような受話器を置く音が聞こえます。


部長「はぁ…」

私「どうしました?」

部長「Fさんが退職代行サービスを
   使用したらしい。
   もう会社には来ないで
   弁護士の方が
   話しをされるとの事です。」

私「そうですか。
  それにしても突然ですね。」


退職代行の電話があった日はこのように突然訪れました。

我々はFさんが退職する事を知らなかったのでとても驚きました。

弁護士さんから聞いた内容

Fさんは以前から退職の意思があったが、ずっと伝えきれずにいたところ、退職代行サービスへ相談をしたそうです。

そこで、弁護士の方に薦められFさんは退職代行を依頼する事を決意しました。

私たちは退職の意思をFさん本人からは聞けず、全て退職代行サービスの弁護士さんから聞きました。Fさんの退職騒動は我々の上層部に即座に伝達、その日のうちに受理する方針が決まりました。

以降、総務担当と弁護士さんで話を進めるかたちとなりました。

Fさんの席には私物の山。作業着や文房具、その他色々残っています。

全部処分していいとの事です。

Fさんは絶対に会社には出勤しないようです。

社内のFさんの事情

私「Fさんの件、
  どうなりましたか?」

部長「退職決定ですね。
   突然すぎて、驚きましたね。」

私「本当に驚きました。」





私「…。」

私「でも部長…。
  よかったですね」

部長「そうですね。」

実はFさん、仕事ができないので社内でも悩みの種だったのです。

部長もどうすればFさんが成功できるか、いつも頭を悩ませていました。

企業にとって社員は一番大切な財産であり、一人一人がパフォーマンスを出せるように環境を整えていかなければなりません。

Fさんについては、会社から推奨したエンジニアの資格を取得してもらったり、派遣や客先で構内作業をしてもらったり、いつも環境やスキルを変えながら適材適所を探っていたのです。

部長はFさんの事で
「色々手を尽くしたが、
 転職を奨めようか迷っている

と私に相談していたのです。

企業側としてはパフォーマンスが出ないからという理由で従業員を簡単に辞めさせる訳にはいきません。

退職代行では完全に存在を消せない

誰かが見ています

退職代行を使用したFさん。

その後、一度も会社に現れる事はありませんでした。これで完全に存在を消したと考えていたかもしれません。

ですが、その後のことは会社に筒抜けでした。

退職代行で会社を辞めたとしても、全然関連のない職種へ転職したとしても、自分自身の存在が消えるわけではありません。

あるとき、協力メーカーさんから「Fさんを見かけた」と話がありました。かつて我々の会社から派遣で行っていた会社に、Fさんがいたと言うのです。

当然、すでに退職していたので、我々の会社から派遣されたのではありません。

まさか、と思いましたが、協力メーカーさんや他の方々と情報交換をしていくうちに再び派遣で通っていた事が判明したのです。

誰かが聞いています

Fさんがオンラインゲーム内で会話をしていた転職先の会社の愚痴が、全部漏れ漏れでした。Fさんがゲーム内で会話をしていたのは私の会社の後輩でした。

その事をFさんは気づいていなかったため、昨日はこんな事を言っていた、一昨日はあんな事を言っていたと、トピックスのように漏れ伝わってきてしまったのです。

結局、退職代行で会社を辞めたFさんですが、前職を退職代行で辞めた事実は現職にも伝わっている。との事。困難が訪れたときに退職代行を使用する人物と認識されてしまったのです。

しかし、本人がその事に気がついているかは不明です。おそらく気が付いていないと思います。

我々の会社にいた時よりも厳しい状況になってしまったFさん。

多くの退職者をサポートしてきた私の評価ではFさんの退職は完全に「失敗」です。

Fさんよりも用意周到に存在を消したとしても、人の繋がりというものは必ず何処かで結びついてしまうものです。

SNSやオンラインゲームで特定されてしまう事もあれば、普段の生活での、買い物、新しい職場、コミュニティやサークルの集まり、どこで誰と出会うかはわかりません。

必ず何処かで会うものです。

退職代行でなければどうなった?

お金を払って退職代行を使用したのに、また同じ会社に派遣されてしまうなんて、Fさんにとって退職代行を使う意味はあったのでしょうか?

私の会社に残っていたほうがまだ色々な面でプラスだったのでは?と思います。

Fさんとは異なり、円満退社をした別の社員もいます。その人はパフォーマンスが出ずに苦しんでいて退職の意向を上長に伝えました。

そして、上長から転職を奨められた方でした。

会社から次の転職先を紹介し、転職を見事に成功させました。

新たな活躍の場に身を置いて、活躍しています。


Fさんも退職の意向を示してくれていれば、転職のサポートをする事だってできたのに、とても悔やまれます。退職代行で突然辞められてしまっては転職サポートをする訳にもいかず、また、同じ会社に再就職することもできません。

私の会社では円満退社した社員が、中途社員として再び入社してきたケースもあります。

人の事情は十人十色です。

自分の人生にとって大きな分岐点となる退職は必ず円満退社で終えるように努力してみて下さい。

言い出しにくい事、嫌いな人、気まづい環境、怒りや諦め、色々な負の感情があなたの前に立ちはだかりますが、サポートしてくれる人も必ずすぐ側にいるものです。

もしあなたの近くに頼る人が1人もいないなら、退職代行の1歩手前の手段として「白獅子に相談」という選択肢もありです。

1人で悩むよりマシ。

でもいきなり相談といっても勇気がでないでしょう。

コチラの記事を読んでもう少し退職について考えてみてはいかがでしょうか?

辞める勇気、転職する勇気

私はあなたが会社を辞めたいと日々悩んでいることに対して「辞めずに頑張れ!」と、応援したいわけではありません。辞めることも転職することも、とても大変なことなので冷静に判断して欲しいのです。

一時の感情、怒りや諦めをキッカケに「衝動に駆られるように退職を決めないで!ちょっと待った!」と伝えたいのです。

正直、転職サービスや退職代行を使用するのはアリです。むしろ、うまく活用していくべきだと考えています。私にご相談いただいた人達には転職サービスや転職エージェントに登録して「求人だけでもしっかり見てみましょう」と奨めています。

どうしても心が落ち着かず、追い詰められていて、絶対に会社に行けない人に対しては退職代行を奨めることだってあります。一人一人個別にコミュニケーションをとる中で一緒に考えています。

会社を辞めることも勇気が必要ですし、転職を決める事だって勇気がいることだと思います。まだ何も決まっていなくてもリクナビNEXT で求人だけでも見る価値はあると思います。

リクナビNEXT にはグッドポイント診断という適性診断があって、心理テストのようで楽しみながら自分の新しい「強み」を発見することができます。

グットポイント診断は、実は私もやっています。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

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