どうして会社員ってマイナスイメージが強いのでしょうか?私はあまりマイナスイメージではなく、プラスとマイナスのちょうど間、でもちょっとプラスの位置あたりだと感じているのですが、あなたはどう思いますか?
脱社畜や退職を考えているあなたは、もしかしたらこの記事を読んで考え方が180度変わる可能性を秘めています。この記事を最後まで読むと、「脱社畜しなくて良かった」と考えなおすかもしれません。それでは見て行きましょう。
社畜
会社のために自分を犠牲にして働く会社員を皮肉に表現した言葉です。「会社」と「家畜」という言葉を合体させた造語で、まるで会社に飼われているような表現をしています。
色々調べてみてもどれもマイナスのイメージしか沸いてきません。仕事を断ることができないとか、キツイ事でも引き受けてしまうとか、いろいろな事を言われています。
会社を辞めようとしている人も「脱社畜」といった表現をしていますよね。
企業戦士
自分自身も家庭や家族を犠牲にしながら、会社や上司の命令のままに働く姿を戦場の戦士に例えた表現です。
がむしゃらに働く仕事第一のサラリーマンと表現されることもあるので、社畜よりは少し前向きな表現です。時期としては高度経済成長期、当時の英雄ですが、古いタイプの会社員に向けた表現です。
こちらもマイナスのイメージしか沸いてきませんね。
ただ、忘れてはいけないのは、かつて「企業戦士」と言われながらも会社で働いてきた世代の人達がいるということです。その人達の築いた地盤があるからこそ今の我々の会社が生き残っています。
きっと、あなたのおじいちゃんやお父さんが頑張ってきたからです。
その他の表現
もうたくさんありすぎて会社員である自分が何なのか、わからなくなりそうです。この中の表現を見てあなたに当てはまるものはありますか?
私にはありません。私はこの記事を書いている現在40歳ですが、「モーレツ社員」とかかなり古い表現だと思います。通じる人のほうが少ないかもしれません。
言葉は変わっても働くビジネスパーソンが感じる「心の気持ち」はいつだって変わりません。良いものはいいし、嫌なものはイヤです。
「会社人間」とかホント、言われたらイヤですよね。
会社って良いの?悪いの?
会社は自分自身に必要なツールです。使いこなせるかは自分次第というわけです。
会社にいると自分で意思決定ができないそんな場面もありますが、その反面、保証によって保護されていたり、リスク無しで恩恵を受けることができたりします。良くも悪くも安定型なのです。
給料がなかなか上がらないのは、成功している人も失敗している人も、会社全体として維持しなければいけないためです。
私も過去に大失敗してしまった経験がありますが、会社に守られました。お客様からお預かりした数百万円もする高価な装置を壊してしまったのです。
この時はホントに絶望した状態でした。私はこのままどうなってしまうのだろう?と不安な気持ちでした。
しかし、会社にいたから、守られて救われたのでした。その時のエピソードも記事にしていますので気になるかたは読んでみてください。
会社を辞めずに脱社畜
会社を辞めずに脱社畜するためには自分が何者であるのか、会社での自分の存在について明確化する必要があります。
自分が社畜ではないことを明言し、心に決める。
ただそれだけです。
ただそれだけで、あっさりと脱社畜する事ができます。しかも、会社にいながら脱社畜が可能になります。
さぁ、宣言してみましょう。
会社は
私がお金を稼ぐための
ツールです。
私は会社を活用し、
毎月安定した収益を
得ています。
私は会社を辞めません。
そして、
私は会社員ですが
飼いならされた
家畜とは違います。
社畜ではありません。
このように宣言してみて下さい。会社を辞めずに脱社畜できませんか?
私には「社畜」や「企業戦士」という言葉があんまりピンとこないんですよね。会社に飼われているとも思っていないし、何かを犠牲にしている戦士とも思っていません。
会社を辞めたい。転職したい。そんな事も日々考えたりします。辞めたい時もあるし、失敗する時もあるし、うまくいかない時もあります。やってもやっても伸びない時もあるし、頑張ったって成功しない時もあります。
何だってそうです、無理し過ぎたらいけません。
脱社畜を進める人が表現している「最高月収7桁!」とか「月100万達成!」とか、煽ってきますが、あなたはそれに惑わされないでください。稼いだお金というものをその月々だけ見て「すげぇー!!!」って思っても、「結局将来性はどうなの?」という大事な部分がみえてきません。
将来性のある会社で活躍できれば、入社時に月20万でも、5年後は月30万、10年後は月40万とステップアップしていく可能性があります。
しかも、会社で新しいことを学びながら、仕事のない時や病気の時も保証されながら、毎月給料がもらえるわけです。脱社畜を考える時はお金のことは一旦忘れたほうが将来のビジョンが掴めそうです。
自分の中でネガティブイメージさえ持たなければ「会社っていいよね」と、言い換える事ができるようになります。会社の良い部分を最大限に活かす事ができれば誰にでもできないようなビッグプロジェクトだってできる可能性があるのです。
将来性とビッグプロジェクト
あなたの会社はどんなビッグプロジェクトが実現できそうですか?もしかしたら大きな橋を架けたり、宇宙へロケットを飛ばしたり、国を守ったり、世界の医療を支えたり、地球の食の安全を守ったり、そんなビッグな事ができる会社ではありませんか?
会社を嫌って退職するにはまだ早すぎます!よく入社まもなくの頃に言われる「最低でも3年くらいは頑張りましょう」っていうセリフがありますが、私はそのセリフがあまり好きではありません。
最低でも3年頑張って欲しいのは会社の主張が強めです。3年くらいメキメキとチカラをつけてくれないと利益にならないと言いたいのでしょう。働くビジネスパーソンの立場から意見を言わせてもらうと、3年間で何も見出せなければ「自分の適性と合わなかったので、自己判断して、辞めます!」と言わせていただきたいです。
あなたと会社は対等な立場であるべきです。会社から最低でも3年は頑張って欲しいという希望を受け入れるには、あなただって会社に対して希望を伝えたいですよね。5年先も10年先も暮らしの支えとして安定して給料を下さい、と。
つまり、会社の将来性がなければ「将来に不安を感じたので、自己判断して、辞めます!」でよいと思います。将来的に消滅する会社にずっと残らなければならない理由なんて、ありません。あなたの人生ですから、あなたの未来やあなたの生活を第一に考えればよいです。
脱社畜したいと考えていたあなた、今のお気持ちはいかがでしょうか?会社で頑張り続けたほうがビッグプロジェクトを手掛けるチャンスもありますよ。今は何が正解か分かりませんから、今できる仕事を一生懸命続ければいいのだと思いませんか?焦って脱社畜しなくてもいいではありませんか。
この記事は脱社畜という言葉に振り回されている若いビジネスパーソン向けに書かせていただいた記事ですが、私のブログでは中高年や経営者の人に向けてアドバイスしている記事もあります。
是非、読んでみて下さい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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