経営者を辞めたい。
あなたは何回も辞めたいと考えては諦めてきました。
心理的にも物質的にも背負っているものが多いのでしょう。
心では思っていても実際に経営者を辞める事なんてできるはずがない。
と、随分と考え方が偏ってきています。
もう孤独感は抱えなくてもいいです。
私が経営者のあなたにやるべきことをお教えします。
この記事を最後まで読み、辞めるための準備を整えていきましょう。
経営者を辞める3つの選択肢
経営者というのは先行きが不安になるものです。
どの経営者も皆、同じです。
この3つしか選択肢はありません。
経営者を辞める、売却について
本当にあなたが経営者を辞めたいのなら「売却」つまりM&Aをすればよいのです。
なぜなら経営者を引退できて、売却のお金を手に入れて、雇用も取引も守れます。
経営状況やタイミングによっては売却ができないかもしれません。
売却(M&A)だって簡単な事ではないので、それなりに準備しないとできません。
これから準備して売却して、きれいサッパリ引退。
いかがでしょうか?
違うのですよね。
おそらく、あなたの考えは売却ではない。
経営者を辞める、廃業について
あなたの考えが売却でないのなら、廃業はいかがでしょうか?
潔く廃業も悪くはありません。
あなたが自主的に判断して事業停止なさるのなら、別に倒産したわけではありません。
廃業も一つの選択肢です。
将来性が不安だから廃業にするという理由でも、立派な決断だと思います。
もともと自分の代で辞めるお考えもあったのでしょうから早めの決断も良いと思います。
いかがでしょうか?
ですが、これも違うのですよね。
おそらくあなたの考えは廃業でもない。
経営者を辞める、残された道、社内継承
事業承継。
社内継承。
そう、あなたが望む経営者引退は誰かに企業を継承して自分は一線からは退く方法です。
それをお考えではないでしょうか?
あなたももうだいぶ歳を重ねました。
この先永遠に継続することは不可能です。
そんなときに備え、次の世代に会社を継承させましょう。
自分の大切な会社。
事業承継に成功すると、これまでチカラを注いで人生をかけてきた会社を次の世代に伝えることができ、廃業も売却もせずに経営者を辞める事ができます。
自分の子供に事業を継がせるには選んできた道が違いすぎます。
今からお子さんに相談されても継ぎたがらないでしょう。
適切な後継者は従業員から選別してはいかがでしょうか?
そう「従業員承継」です。
従業員承継は、会社内承継とも呼ばれ、会社を従業員や役員に継いでもらう承継方法です。
あなたの部下だった従業員なら会社のこともよく知っていて安心ではないでしょうか?
適切な人選なら他の従業員から反発もなくスムーズに進みやすいと思います。
継承するための準備
経営者はあらゆる秘密やセキュリティを握っていると言っても過言ではありません。
あなたが「従業員承継」をお考えならもうすでに頭のなかに何人か継承者の顔が思い浮かんだのではないでしょうか?
さっそく呼び出して個別に面談???
ちょっと待って下さい!!
それは危険すぎます。
少なくともあなたが事業継承を考えていることを従業員にポロリとも漏らしてはいけません。
まだ面談はしないで下さい。
そんな話しをすると噂話しに尾ひれがついて色々な憶測やデマが飛び交います。
あなたが部下の事を信じていてもこれは人間の心理。
まだ話す時ではありません。
従業員の誰一人として気軽に事業継承について相談なんてできるはずがないのです。
まずはあなた自身についてです。
しっかりと自分自身について考えなくてはなりません。
あなたがこれからどう生きていきたいかをしっかりと考えて下さい。
経営者に不足しているのは自己分析
いままであなたは経営者という立場で色々な問題や困難を解決へと導き、今日に至るまで経営を続けてきました。
スキル、決断力、判断力、リスク回避能力。総合力であなたに勝る従業員はいないでしょう。
しかし、あなたに不足しているのは自己分析です。
あなたは経営者。
今まではその手腕で乗り越えてきました。
いつの間にかあなたを指導する人、あなたを教育してくれる人材はいなくなってしまったのではないでしょうか?
経営者とはそういう意味で孤独な一面もあります。
自問自答のすえに乗り越えてきた経営者人生かもしれませんが、これから先のあなたは教わる立場に戻って下さい。
あなた自身を見つめ直すためです。
自己分析をし直すための教育をちゃんとした専門家から受けるべきです。
経営者に必要なコーチング
コーチングという言葉をご存じでしょうか?
コーチングとは相手の話に耳を傾け、観察や質問、提案などを通じて相手の内面にある「答え」を引き出し目標達成を支援する手法です。
あなたには事業継承という達成すべき目標があります。
あなたは専門家からコーチングを受けるべきです。
コーチングの中で必ず新たな学びが生まれます。
あなたが事業継承を進めるための相談相手は第三者の立場で、かつ、利害関係なく対話のできる人物でなければなりません。
あなたの中にある不安や違和感は決して一人で解決できるレベルのものではありません。
コーチングというコミュニケーションの中で論理的に理解し、ひとつずつ解決していきましょう。
コーチングならCoachEd
私は経営者のあなただからこそ専門家から学ぶべきだと考えます。
コーチングを受けている経営者は数多くいます。
あなたにとってコーチングが必要かどうかはあなた自身が決めればよいでしょう。
しかし、私がコーチングを真に奨めたいのはあなたのような経営者です。
経営者というのは極端に学びが少ないです。
企業の頂点という印象を与えてしまうからでしょう。
しかし、経営者も人間です。
不安や悩みをいつも抱えている。
そんな経営者のあなただからこそ利害関係のない第三者コーチングを受けて欲しいのです。
いずれ辞めなければいけない経営者です。
どうかお早めに自分自身について望んだ生き方ができるチャンスを掴みとって下さい。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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