退職代行サービスを利用すると後悔します。
なぜ後悔するのか?会社を辞めようとしているならちょっと待って下さい。
トラブルや失敗が非常に多く後悔する人が続出しています。
この記事では退職代行を依頼するとなぜ後悔するのか?をまとめておきました。是非最後まで読んでいただき参考にして下さい。
退職代行にかかるお金(依頼料が高い)
退職代行にかかるお金、つまり依頼料が高い!
これは単純明快ですね。
普通に退職届を出して辞める場合お金はかかりませんが退職代行サービスを利用して会社を辞める場合はお金がかかります。おおよそ5万円程度が相場のようです。
退職代行を使うと会社に賠償請求される
会社との取り決めに違反していたり法律を守れない場合、損害賠償を請求されてしまう可能性があります。
損害賠償を請求された場合は、示談交渉や裁判をすることになるのでトラブルとしては最も大きいケースと言えるでしょう。
会社から懲戒処分。そして、懲戒解雇
退職意思を表明してから、退職の効果が発生するまでの間は、会社に在籍している事になります。
仮に退職代行サービスの担当者があなたが会社を休む事を連絡しても、会社からあなたに対して連絡がいくケースがあります。
連絡を拒否して休んだ場合、無断欠勤とみなされて懲戒処分になります。
連絡を無視し続けると懲戒解雇の対象になる場合があります。
退職代行が失敗!?会社側は退職代行を認めていない
会社によっては代理人からの退職の申し出を無視するケースがあります。
突然辞められると困る会社では代理人の申し出を無視し、会社側で行う手続きをしない場合があります。代行サービスの代理人が申し入れた会社の方から「本人から連絡するように!」と叱られて、怖気づいて引き下がってしまった事例もあります。
退職代行の人と企業の間で話し合いが決裂すると、企業側は緊急連絡先の親御さんや兄弟の所へ連絡するでしょう。親御さんに「本人から連絡するように伝えて下さい」と。そうなると親御さんから「会社に連絡しなさい!」と叱られ泣く泣く電話をすることになります。
いったい何のために退職代行を使ったのかわかりません。
「こんなことになるなら普通に退職届を出したほうがよかった」 と後悔するでしょう。
退職代行を使っても即日退社にならない
正社員労働者は2週間前に退職を申し入れをすることが定められています。
即日退職するには会社からの同意が必要になるため、退職代行サービスの代理人が交渉に失敗すると退職日までの2週間は欠勤または有休休暇を取る事になります。
有給がなく、欠勤も認められない条件だと会社に出勤しなければなりません。
ルール上は会社に出勤しなければならないのですが、多くの人は会社に行くことができず無断欠勤をしてしまいます。無断欠勤をした場合は懲戒解雇の対象になってしまうこともあります。
退職代行サービス詐欺
退職の交渉後、料金を支払ったとたんに連絡がとれなくなるケースがあります。
それは退職代行サービス詐欺です。
あたかも、多くの実績があるように説明し、あなたとの絆を構築してきますが、実は最初から数名しかいない詐欺集団です。
私が一番気を付けてほしいのは退職代行詐欺です。詐欺という手口は基本的に相手の事を騙すようなことをしてきますが、退職代行で詐欺をする人達に怒りを覚えます。
退職代行をお願いするということは、本人にとっては一大決心なのです。人生でそう何度も利用する代行業ではありません。
普通なら円満退社をしたいところ、やむを得ない事情で退職代行を利用する事を検討しているのです。それだけ思い悩んでいる人からお金を騙し取っていく「詐欺」という手口がとても許せません。
どうか、被害に合わないように慎重に!!
退職代行を使うと罪悪感を感じる
辞めたあとに仲の良かった人やお世話になった人などに対する罪悪感が生まれてしまうケースがあります。
消えるように退職する退職代行サービスでは最後のお別れの言葉を言うチャンスを失います。
何年か働いた会社です。お世話になった人もいますよね。会社にいた人全員が嫌いになったわけではないでしょう。
そういう人は辞めたあとに「ふと」思い出すんです。
あの人元気かなぁ?って。
そうすると何も言わずに会社からいなくなった事に罪悪感を感じてしまうんです。せめて辞める前に一言挨拶しておけばよかったな、って。
勢いで退職代行を使ってしまった人はこの悩みがあとから襲ってきます。そうならないためにも会社の社員がズラっとわかる座席表でも眺めながら、「この人には報告しておこう」という人を振り返ることをお勧めします。
企業はすでに退職代行に対策済み
退職代行サービスはもはや企業側も対策済み。
代理人からの電話に応対をする弁護士まで用意している企業もあります。企業としては突然の退職連絡のリスクはとても大きいため、大手であればまず間違いなく退職代行サービス対策をされています。
この記事を書いているのは2021年ですが、対策済み企業がホントに増えています。
退職代行をすでに使われて相当痛い目をみている企業はかなり慎重です。代行を使用されてしまった時のためにコンサルや弁護士をつけている企業もあります。
もし、退職代行を伝うことを検討しているのなら、過去に退職代行で辞めていった従業員がいるかリサーチしてみたほうがよいでしょう。
退職代行を使うと転職に不利になる
転職先の企業が前職の企業に退職理由を聞くケースがあります。
前の会社を退職代行サービスで辞めた人を採用しない、と決めている企業があります。
前職を退職代行サービスで辞めた人を採用しない企業は、退職代行サービスで社員さん数名が辞めてしまい、ものすごい苦労した経験などがあるのでしょう。
辞める時というのは始めるときよりも遥かに慎重になるべきで、色々なところに気を配りながら幕を閉じなければいけません。幕を閉じる時には締めの「責任」がありますから、それを放棄した人を認めないようにしているのでしょう。
過去に退職代行を使用したかを、どこまで調査できるのかは不明ですが、もしも知ることができたとしたらどうでしょうか?「退職代行で辞めました」とキッパリと履歴書に書けない人、あるいは、転職先への面接の時に「退職代行で辞めました」とキッパリ言えない人は、退職代行を使うのは辞めておいたほうがいいのでは?と思います。
まとめ
いくつか紹介させて頂きましたがいかがでしょうか?退職は会社を辞めて新たな人生に踏み出す重要な分岐点です。
代行サービスに頼らずにしっかりと自分で自分の人生を踏み出しましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
私の会社でも退職代行サービスを利用して後悔したFさんという人がいました。あなたにはFさんのような失敗をしてほしくありません。
あなたが退職を考えていて今の会社でこのまま仕事を続けていてそれでいいのか?と、自問自答しているのであれば正しい判断が必要になると思います。
多くの悩めるビジネスパーソンは会社での人間関係がうまくいかなくなった時に、「最悪の場合、退職代行を利用してキレイさっぱり、消えよう」という考えから、退職代行について調べ始めます。
「退職代行」を使用するなら、ちゃんと見極めてから慎重に活用しましょう。
退職代行を使用する前にきちんと「自分の気持ち」と向き合いましたか?本当にあなたにとって、退職代行しか選択肢が残っていないのなら、退職代行を迷わず使いましょう。
まだ検討中の段階なら、少し冷静になる時間も必要です。もしお時間があればコチラの記事も読んでみて下さい。
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