あなたは仕事をするときに一番大切にしていることはなんでしょうか?
急にこの質問をされたとき、私は「人としての礼儀をもつことです」と回答します。
これが、すべての職業で共通の5つのポイントとなりますので、この記事を最後まで読んであなたも参考にしてみてください。
挨拶をする
挨拶をしない人は仕事でトラブルを起こす人です。
あの人はおはようと言っても返事をしない。
あの人は帰るときに「お先に失礼します」も言わない。
そんな風に、挨拶をしないことがあなたの職場の周囲の人の気持ちをガッガリとさせてしまいます。
挨拶は必ずしましょう!
お礼をする
お礼をしない人は仕事を手伝ってくれる人がいなくなります。
手伝うということは共同作業をするということ。あなたが誰かの手伝いをする時はどのような気持ちで手伝いますか?または、手伝ったあとにどのような気持ちになりますか?
下記は簡単な例です。
早く出発しないと間に合わないのに資料をバッグに詰めていてモタモタとしている部下。
あなたがバックに入れるのを手伝ってあげなければもう電車には間に合いません。
手伝ってあげると
「ありがとうございます!助かりました、行ってきます!」とお礼を言ってバタバタと出かけていく部下。
「やれやれ、まったくぅ」とは思いながらも手伝ってよかったと思うはずです。
ところが、このシーンでお礼を言わない部下ならどうでしょうか?
早く出発しないと間に合わないのに資料をバッグに詰めていてモタモタとしている部下。
あなたがバックに入れるのを手伝ってあげなければもう電車には間に合いません。
あなたが 手伝ってあげてようやくバタバタと出かけて行きました。お礼も言わずに…。
「いったい何を準備していたんだ!」と、彼が出かけたあともずっとイライラしませんか?
このようにお礼を言わない人は、相手の気分を害してしまうのです。
いじめをしない
いじめをしないで下さい。
ちょっと強めに言っておきます。
いじめは絶対にしないで下さい。
「してないよ!」
と返事が返ってくるので私は安心しています。では質問を変えます。
仲間外れをしないで下さい!
仲間外れも絶対にダメです!
最初のしてないよ!の声より返事が小さくなったような気が…。
いじめはしない。そんなことはあたりまえ。でも、仲間外れというと「え!?」と考え直してしまう瞬間はありませんか?
仕事では「仲間外れ=いじめ」です。
チームでコミュニケーションをとりながら一緒に作り上げていくのが仕事ですから、同じチーム内で仲間外れをしてはいけません。
嘘をつかない
嘘はとても危険です。
全てを包み隠さずにペラペラと喋ることを「バカ正直」といいますよね。
または「正直ものはバカをみる」ですかね。
これらの教訓は、正直すぎる人は不利益を発生させてしまう。と教えてくれています。しかし、嘘をつくということは「相手をだます」行為です。
真実を語らないことと嘘をつくことは意味が違います。
何か不利益を発生させそうなことがあるなら正直に全てを語る必要はありません。ですが、不利益を回避しようとして嘘をついて相手をだましてはいけません。
正直に謝る
「謝る」は嘘をつかないに似ていますが違います。
謝らないという行為は騙すのではなく誤魔化すのです。
何かあったときに誤魔化してはいけません。正直に謝ることはとても大切なことです。
私の仕事での話しです。私たちが納品したアイテムで不具合が発生してしまいました。私はそのアイテムを回収して部下に修理をお願いしました。
修理に使用する部品は私たちの手持ちの在庫部品の中から適当に使用し、修理完了後に動作確認をして問題なく動作していました。無事に修理完了です。
それをお客様へ返却する際にお客様は私に質問をしてきました。
「修理は完了ですか?」
「はい。修理できました。動作確認もしてきましたので、もう大丈夫です。ご迷惑をおかけしました。」
「修理に使用した部品は何を使用されたのですか?」
「私達のもっている在庫の部品を使用しました」
「その部品は大丈夫なんですか?」
「大丈夫か、とは?」
「その部品が不良品とか、実際に使用すべき部品より性能の悪い部品とか、そのようなものは使用していませんか?」
「いつも使用している部品なので、大丈夫なハズです」
「大丈夫なハズとは??どのようにして選んだのですか?」
「…」
「…」
「すいません。
適当に選んでしまいました。使用した部品について、すぐに調べてきますので今一度お時間をください。ごめんなさい!」
私はこのとき一瞬ですが
「交換に使った部品もちゃんと、性能確認できています」と、誤魔化しそうになりましたが、適当に部品をチョイスした一連の流れを思い出し、適当に選んだことを正直に伝え、謝りました。
お客様とはその後も良好な関係で仕事を継続しています。
謝罪することはとても大切なことです。信頼をつくりあげていくためには正直に謝ることはとても重要なことです。
礼儀を尽くす
5つのポイントの共通点、それは「礼儀正しさ」です。
礼儀を尽くして仕事をすると相手からも信頼され大切にされます。
日々の仕事がとてもやりやすくなります。礼儀正しさは就職する前からあなたが生活の中で学んできたことです。誰でも、どんな職業でも、向き合えば必ず実施できます。
ところが、誰でもできる、挨拶、お礼、謝罪、この礼儀を疎かにして仕事をする人がいます。
そのような人は相手に嫌われ些細なことをキッカケに大きなトラブルへと発展していきます。
仕事とはひとりで完結するものではありません。常に誰かとコミュニケーションをとりながら行うものです。上司、同僚、お客様、あなたと多くの人が共同の中で成り立つ世界です。
礼儀とは何か?
礼儀というと重く感じますが簡単に表現すれば
「相手のきもちを考えること」です。
挨拶、お礼、仲間外れ、嘘、謝罪、どれも相手があってのことです。
礼儀を形式上で心のないまま実行すると相手には伝わりません。
「お先でーす」
「あざーす」
「はいすいません」
「大丈夫ですよ、たぶん」
「いいんじゃないですかねぇ」
「大丈夫なハズですよー」
このような会話が、時々あるかもしれませんが「相手の気持ち」を考えているかよく聞き取りをしてみて下さい。
敬語を正しく使えても心がなければ失礼な人になってしまいます。
「後ほど、対応させていただますので」
「左様ですか、失礼しました」
「対応可能かと思われます」
「良いではありませんか」
「可能と聞いておりますが」
敬語を使用していても他人行儀で失礼な人というのは本心で相手の気持ちを考えていないことがあります。
会話をしているとわかるものです。
自分を守るためには
挨拶、お礼、仲間外れ、嘘、謝罪、を怠る人は相手に嫌われたり相手の人が気分を害してしまいトラブルになります。
礼儀ができていない人は実は「自分を守る」ためにやっています。
ところが、自分を守りたくて嘘をついたり、謝罪を回避する行為というものは必ず自分に火の粉となって振りかかってきてしまいます。
自分を守りたいのであれば「相手の気持ちを考えて、尽くす」こと。
自分のことを考えないで、相手のことを考えると自分が守られます。
仕事に対する考え方が変わってくると仕事をもっともっと進化させ、どんどん仕事を向上していくことができます。仕事に大切な考え方を身に着けたあなたならコチラの記事を読んでさらにパワーアップできると思います。
是非!読んでみて下さい!!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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