言われた事はできるように

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職場で言われた事は
ちゃんとできるようにと
いつも気を付けているあなた。

仕事ができるように
なりたいと思って
言われた事ができるように
頑張っていたつもりが、
「言われた事もできないのか!?」
と怒られてしまった。

言われた事すらできない
こんなダメな自分
どうやって改善すれば
仕事がうまくいくのだろう?

あなたがそんな
お悩みを抱えているのなら
この記事を
最後まで読んで頂き
改善しましょう。

言われた事ができない人の自己嫌悪

人から指示を貰って
メモを取って、
言われた事はできるように!

自分にそう言い聞かせて、
やる事を頭の中に
インプットしました。

それなのに
指示されたとおりの事はできず、
皆が想定している行動とは
違う結果になってしまう。

毎日のように怒られ
言われた事すらできない。

そんな自分自身が
嫌いになって、自分を責めて、
悪循環に陥ってしまう。

周囲の人達に
迷惑をかけてしまうくらいなら
もう自分が皆の手伝いをしないほうが
全体の仕事の効率が
あがるんじゃないか?
とまで思い悩んでしまう。

こんな状態で
どうやって
仕事ができるように
なるっていうのだろう?

そんな事ばかり
考えていて
自己嫌悪になってしまいます。

言われた事をやったのにダメなAさん

言われた事をやったのに
怒られてしまった

Aさんの事例を見て
学びましょう。

先輩からの指示
「お客さんが来ますので
 その前に
 書類の準備をしておきます。

 6名が参加しますので
 書類を6部、
 印刷しておいて下さい」

Aさん
「はい、わかりました」

そして、
Aさんは先輩に言われた通り
書類を6部、
印刷しました。

予定の時間になり
お客さんが
続々と入ってきます。

先輩が挨拶をし
Aさんも順に挨拶をします。
名刺交換も行います。

来客時の挨拶は
教わったとおり、
バッチリです。

そして全員が会議室の
イスに座って、
先輩が一言

先輩
「本日は遠いところ
 お越しいただき、
 ありがとうございます。

 それでは
 さっそくですが
 書類を見ながら
 進めたいと思います。

 Aさん書類はありますか?」

Aさん
「書類はありません」

先輩
「印刷しなかったのですか?」

Aさん
「印刷しましたよ。6部ですよね?
 先輩の机の上に置いておきました」

先輩
「早く持って来てっ!!」

お客様
「はははっ。大丈夫です。
 少し待ちましょう。」

先輩
「…。」

こんな事例。
みなさんの職場でもありますか?
Aさんは
言われた事をやりました。

そして、
怒られました。

Aさんがどうして
怒られてしまうのか
わかりますかね?

言われた事を思い出しましょう

言われた事をしっかりやる事に
集中しすぎて
「書類を6部、印刷しておく」
の部分しか
頭に入っていないのです。

自分が印刷した書類が
何に使われるのか?
その目的もわからず、
「印刷しておいて」
言われたから
「印刷しておいた」
と、
そのような
仕事のやり方をしています。

先輩がAさんに
指示をした内容を
もう1回おさらいしましょう。

先輩からの指示
「お客さんが来ますので
 その前に
 書類の準備をしておきます。

 6名が参加しますので
 書類を6部、
 印刷しておいて下さい」

先輩からの指示で
やる事を
「印刷しておく」
解釈すると
理解できていない事になります。

書類を6部印刷するのは
会議をする人数が6人だからです。

先輩はその6人全員に
書類の印刷物を
配布してから
会議を進めたいと
考えていました。

だから、同じ書類を6部
用意しておきたかったのです。

言われた事をやったつもりのAさん。

しかし
先輩からは
「言われた事もできないの!?」
と思われてしまうでしょう。

言われた事ができない=理解が足りない

言われたことが出来ないと
思っている人の中には
Aさんのような
勘違いがあります。

言われた事が出来ないのではなく
やる事が理解できていないのです。

目的がわかってから
行動をしていないので、
理解不足のまま
仕事が進んでしまいます。

なんで6部必要なんだっけ?

この書類誰が読むんだっけ?

印刷したあと
どうすればいいんだっけ?

と、考えながら
仕事を進める
必要があります。

「書類は、会議で、6名が、
 見るためのものだ」

という所まで理解が進めば

「印刷しましたよ。6部ですよね?
 先輩の机の上に置いておきました」

というAさんの
トンチンカン
回答はなかったと思います。

「言われた事ができない」を解決する方法

言われた事ができないのは
理解が不足している事でもあるので
理解を深める事で
解決する事ができます。

先輩からの指示
「お客さんが来ますので
 その前に
 書類の準備をしておきます。

 6名が参加しますので
 書類を6部、
 印刷しておいて下さい」

という指示に対して
Aさんのように
「はい、わかりました」

だけで、終わらせてしまうと
やる事について
意思疎通を図れません。

ポイントは
何かを聞く事です。

「お客様は何時に来られますか?」

とか

「書類はこの資料だけで
 間違いないですか?」

とか

「お客様は何名
 こられますか?
 私と先輩を含めて
 6名で間違いないですか?」

とか

「印刷したあと
 会議室に並べておきましょうか?」

とか

「書類の他に用意しておくものは
 ありますか?」

などなど。

何でもよいので
軽く確認できるような
簡単な事を聞いたりして、
会話の量を増やしましょう。

「はい、わかりました」と応えたら
先輩はあなたが「わかった」と
解釈してしまいます。

しかし、
あなたにはまだ
わかっていない事が
たくさんあるのです。

先輩に何かを問いかけて
意思疎通を図れば、
もっと詳細な行動に
繋がります。

会話の量を増やしましょう。

確認の回数を増やしましょう。

「言われた事ができない」あなた。
明日からは言われていない事でもできる
気が利く社員になれますよ!


おまけエピソード

お前はいったい何をやっていたんだ?

私が新入社員だった頃
最低限言われた事だけでも
できるようにならなくちゃ!
と思っていたのです。

自分の父親からも
「新入社員なんだから
 自分の意見なんていいから
 とにかく先輩や上司の
 いう事をしっかり聞けよ」
と言われた事を思い出します。

最初の頃って
会社に行くのですが、
いったい何していいのか
分からないんですよね。

研修という名の
課題が出されて
1カ月かけて
説明書を作成してみろ!的な
課題でした。

これが仕事なんだと思って
一生懸命やりました。

説明書が
自分なりにかけたと思った時は、
先輩に「見て下さい」
と言いに行きましたが
「席でまってて」と言われ、
待っていました。
しかし、その日
先輩は来てくれませんでした。

次の日になって
もう一度先輩に
「説明書、見てもらえますか?」
と聞きましたが
「あーあ、新人さんに
 煽られちゃったよ。
 わかったからちょっと待ってて」
と言われて待っていました。
しかし、
先輩は見に来てくれませんでした。

正直嫌になりましたね。
待つ事が苦痛でした。

一生懸命やった事に対して
見てもくれない、って思いました。
私はその先輩に
お願いに行くのが嫌になりました。

先輩には見てもらえていませんが
説明書は自分なりに書いたと
思っていたので、
勝手に別の事をやりだしたのです。

説明書を書いている装置の
設計方法や参考文献をまとめたり
資料を作ったりしていました。

ようするに仕事をしている風にして
カッコつけて資料作成だの
参考文献のまとめだのと、
暇つぶしをしていたのです。

すると、
先輩とは別の上司に
「おい、説明書を見せて見ろ」と
言われて提出すると
ほぼ丸ごと全部、
赤ペン修正されてしまいました。

「お前はいったい
 何をやっていたんだ?」

って怒られました。

説明書を書けって課題だったから
説明書を書いた。
書いたけど先輩は見てくれなかった。
見てくれないなら
「もういいや」と
別の事をしていた。
そうしたら怒られた。

実に新人らしいですね。
微笑ましくもあります。

私は赤ペンでぐちゃぐちゃになった
自分の説明書をみて
反省しました。

上司の言う
「お前はいったい
 何をやっていたんだ?」

というセリフ。

「俺はいったい
 何をやっていたんだ?」

って自問自答して
分からなくなりましたよ。
若かりし頃の思い出です。

俺はいったい何をやっていたんだ?

私が若い頃、
自分の課題を放棄して
説明書を赤ペンで
真っ赤に直された時、
惨めな気持ちになりましたが
大きく反省もしました。

結局は
先輩のせいにして
説明書を完成させる事を
諦めたという事です。

当然、他の新人も
同じ課題をやっているのに
私は誰にも相談せず
勝手に暇つぶしをしたり
とにかく自分勝手でした。

忙しい先輩や上司から
うまく回答を引き出すには

「かるく確認できるような
 簡単な事を聞く」
という事が大事なポイントです。

「うん、そうだね」って
回答するくらいの内容を
積み重ねるのです。

新人の頃の私のように
紙の束を持って
「全部見て欲しい」なんていったら
嫌気がさします。

「その紙の束なに
 そんなの読んでる暇ねーよ」

って、思っちゃいますよね。

ちょっとずつでもいいから
説明書の完成度を上げる事に
集中しなければいけなかったのです。

俺はいったい
何をやっていたんだ?

ってそりゃ、
何もやっていなくて
暇つぶししている事も
全部バレバレだったってことです。

仕事というものは
言われた事をやれるだけで
50%くらいでしょうね。

言われた事をやるためには
あと何がたりない?
あと何ができる?
他に何が必要?

色々な「言われていない事」をやる事に
大きな意味が隠れています。

まとめ

「言われた事ができない」を解決する方法

意思疎通を図りましょう
会話の量を増やしましょう
確認の回数を増やしましょう
簡単な質問で回答を引き出しましょう

あなたにはまだまだ
わかっていない事がたくさんあります!

先輩や上司の言う事や
行動をよく見て、
「言われていない事」も
積極的にできる
気が利く存在になりましょう!

最後まで読んで頂き
ありがとうございました。


うっかり聞いてしまいそうな
「やることないですか?」
記事にしてありますので
参考にしてみてください


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