なぜエンジニアが病みやすいのか、経験者だからわかること

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エンジニアと言われる業種には様々な種類の仕事があります。

主にSE(システムエンジニア)と呼ばれる人、NE(ネットワークエンジニア)と呼ばれる人、など。

そんな私も実はエンジニアであり、しかもうつ病を患って休職を経験しています。

なぜエンジニアがメンタル不調を起こしやすいのか?

その理由をズバリ回答していきますので、最後まで読んで是非参考にしてみてください。

エンジニアがメンタル不調になりやすい5つの理由

①働く時間が長い

エンジニアは働いている時間が長いです。

36協定の特別条項を使えばリミッター解除されるオマケつきです。

36協定の特別条項についてはココでは詳しく触れませんが、エンジニアはとにかく働いている時間が長い。

エンジニアの方に話しを伺うと、どの職種の人も「終電ギリギリまで仕事をしていた」「会社に泊まったことがある」「電話で呼び出されて急いで会社に向かった」などなど、そんなエピソードを聞くことができます。

逆に働く時間がわりと安定しているのは、飲食店などですね。

開店~閉店までの時間が決まっているので、働く時間のMAXはおのずと決まってきます。

アパレル系の販売員なども同じですよね。

その他、役所の仕事や一般事務なども残業が少ない業種と言えます。

働く時間が長くなればなるほど、代わりに何かの時間が削られていきます。

削られるのは??

そう、睡眠時間です。

②仕事のミスのリカバリは自分に跳ね返る

エンジニア、特にSEやNEは仕事の性質上、ミスがあると修正の作業が自分自身に跳ね返ってきます。

プログラムのバグのようなものや、システムの設定ミスなども同じです。

ミスがあると担当した自分自身以外の人では修正することが困難で、他のメンバーでフォローすることが難しいです。

昨今ではGitなどのツールの活用が進んできて、かなりタスク管理が改善されていますが、それでも担当者以外の人がリカバリすることはほとんどありません。

そのぶん自分が担当している業務に対する「責任」が重く感じます。

③過度なプレッシャーがかかっている

エンジニアはバグや設定ミスのリカバリをしながら、チームで作業することも多いので、自分のミスが回りのメンバーへ影響しがちです。

つまり自分がミスをすると「全体のスケジュールが遅れる」という、プレッシャーを抱えています。

そのため、担当者は「自分が休んだら日程が間に合わない」とか、「明日までにこのバグを回避しなければ納期に間に合わない」とか、とにかく時間に追われます。

ノーミスで仕事をこなしていけるワケではないのである程度、時間に余裕は持たせていますが、経験の浅い分野であったり新規の開発などではベテランエンジニアでさえも大きなプレッシャーを抱えることになります。

④吊し上げに合いやすい

吊し上げという言葉自体使いたくないのですが、エンジニアの業務では特定の人物だけを厳しく批判するという現象が発生しやすいです。

プログラミングの業務などは特に論理的に業務が進みます。

コンピューター相手に仕事をしているので、正であるか負であるか、合であるか否であるか、明確に白黒つけなければならない場面が多いのです。

業務を白黒つけるということは「できる人/できない人」もあぶりだしてしまいます。

私はこの現象を「吊し上げ」と表現しています。

私の先輩はプログラミングされたソフトウェアを検証して資料を作成する役割を担当していたのですが、ベテランエンジニアにダメ出しをされて資料のほとんど全部を徹底的に赤ペン修正されました。

理論責めで論破されたので、何も言い返すことなく「全てやりなおし」となりました。

しかも、若いエンジニアや他の人も同じチームにいるので全メンバーに筒抜けです。

先輩はこの吊し上げに耐えられなくなり、胃潰瘍になってしまいました。

ベテランの論破ほど醜いものはありません。

自分の権力や知識をひけらかしたいのかもしれませんが、できる人がトップにくると、こうした論破被害にあうエンジニアが少なくありません。

⑤エンジニア気質が問題を抱え込む

エンジニアの人は理系と言われる環境で育ち、工学部や理学部を卒業してきた人がほとんどです。

そのため文系の人とは違った経験をもっていることが多いです。

それを私はエンジニア気質と表現しています。

几帳面、真面目、粘り強い、好奇心旺盛、効率的、理論的、こんな性格面を列挙され、エンジニアに向いているとか言われます。

しかし、この性格面の一部を切り取ったものは、実はどの業種でもあてはまるような一般的なものばかりです。

人は誰でも真面目に働こうとしますし、自分のやっている仕事には責任を持とうとします。

文系の人だって几帳面で真面目で粘り強く好奇心旺盛な人がたくさんいます。

どんなにめんどくさがり屋さんでサボり屋さんでもプライドや拘りなどがあります。

エンジニアの人は性格と経験を勘違いしやすい。

自分で自分の性格をエンジニア気質だと決めつけて、過度に責任を感じやすい傾向があります。

過去の経験でも乗り越えたから大丈夫だとか、開発の最前線で業務を遂行する人でないと達成できないとか、そういった思考に陥りやすいです。

そういうエンジニア気質が問題を1人で抱え込むことに繋がり、メンタル的に追い込まれやすくなるのです。

まとめ

エンジニアの人がメンタル不調になりやすいことがよくわかったかと思います。

自分がエンジニアの人にとっては「あるある」的な話しだったのではないでしょうか?

纏めると下記5つです。

  1. 働く時間が長い
  2. 仕事のミスのリカバリは自分に跳ね返る
  3. 過度なプレッシャーがかかっている
  4. 吊し上げに合いやすい
  5. エンジニア気質が問題を抱え込む

エンジニアに焦点を当てて5つの理由を掘り下げていきましたが、実はこの5つはどれも簡単な解決策があります。

私はメンタル不調に陥らないように最低限の2つの解決策を示しておこうと思います。

1:周囲の人に頼る

周囲の人に頼ることは何も恥ずかしいことではありません。

とにかく問題や業務を自分1人で抱え込まないことです。

自分のやっていることを人に見て貰ったり、愚痴を聞いてもらったり、周囲に色々と関係を作っておくことで助けられます。

周囲に誰1人頼る人がいない場合は私(白獅子)を頼ってきて下さい。気軽にお問合せからご相談下さい。

2:転職する

現在のエンジニアを辞めるんです。これは簡単な解決策ですよね。

嫌な職場から飛び出して新しい場所で活躍すればよいのです。そのためには普段から リクナビNEXT のような求人サイトに目を通しておくとよいでしょう。

どんな業種があるのかだけでも、知っているのと知らないのとでは大違いです。

私は今すぐ転職する気はないですが、アカウントを作成していて常に情報収集に活用しています。

アカウントを作成しておけばスカウトされることもありますので、アンテナなだけは常に張っておくべきです。

エンジニアにつきまとってくるメンタル不調ですが、働くビジネスパーソンには必ずといっていいほど訪れる困難でもあります。

心が病みそうなとき、仕事がツライとき、絶対に無理や無茶はしてはいけません。

あなたの心と身体がいつも健康でありますように!

私はいつでもあなたを応援しています。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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