あの人と違うチームにして下さい

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「あの人と
 違うチームにして下さい」

そんな事を言われたことは
ありますか?

色々と事情があるようです。
まずは聞いてみないと
何が起きているかわかりません。

まずは管理職であるあなたが
じっくりと
話しを聞いてあげましょう。

チーム内で起きていた異変

主任(リーダー)とKさんとAさん、
3人で仕事をしていました。

3人は特に問題がなく
チームとしてうまく機能している
と思っていました。

お客様との
窓口はリーダーが担当して
3人で手分けしながら
作業ができていたから
とてもうまくいっているようでした。

大きなミスもなく
納品することもできて
Projectとしても成功しました。

3人のチーム力は
社内でも
高く評価されていました。

ところが
ある日突然
Aさんが私に相談にきました。

「リーダーと
 違うチームにして下さい」

いったい何が
起きてしまったのでしょう?

ギスギスしていた3人組

私はAさんに
何度も聞き取りをしました。

そして
次第に見えてきた事があります。

リーダーはいつもKさんに指示を
出して仕事を進めていました。

AさんはKさんのサポート役です。

Kさんはとても人柄がよく
言われたことは断らず、
文句も言わずに
作業をするタイプの人です。

ある時、リーダーはKさんに
「じゃ、ココまで進めておいて」
と指示を出して
自分は帰宅しました。

Kさんは
リーダーから指示された内容が
とても物量が多いので、
Aさんに手伝ってもらって
作業を進める事になりました。

Aさんは疑問に思いました。

なんで
Kさんと自分だけが
作業をして
リーダーは帰ってしまうのだろう?

それでも
次の日までには
なんとか作業も進み
Kさんは
Aさんと一緒に作業をした内容を
リーダーに報告します。

リーダーは進んだ業務内容をみて
客先に連絡したり
次のやる事を整理して
まとめをしています。

Aさんは
Kさんを尊敬していました。
いつも大変なことを
やらされているのに
愚痴もこぼさずに
仕事をこなせるKさんは
素晴らしい。
と感じていました。

そして別の日、
リーダーはまたKさんに指示をだすと
自分は帰宅するという
スタイルで
仕事を進めました。

Kさんはいつものように
文句は言いません。
黙々と仕事を進めます。

そして
いつものように
手伝わされるAさん。

Aさんは次第に
リーダーが帰宅する事に対して
イライラするように
なっていました。

リーダー不在、突然の休暇

リーダーが体調不良で
3日間、会社を
休んでしまいました。

その3日間
Kさんはリーダーに代わり
お客様への連絡を行いました。
リーダーがまとめていた日程表も
Kさんが代わりに更新して
提出していました。

Kさんはいつも
リーダーから指示をうけて
作業を進めていたため、
リーダーが休んでいる間
次にやるべき事を
自分で判断しなければならず
業務の進捗が
とても悪くなりました。

リーダーが休んでいる間
代理として一生懸命に
代わりを務めるKさんでしたが
実作業は進みが悪くなり
日程は遅れに遅れてしまいました。

4日目の朝
体調不良から復活したリーダーは
出社するなり
ミーティングを開きました。

リーダーは自分が休んでいた間の
出来事をKさんに聞き
全ての事情を把握しました。

遅れた日程表を見たリーダーは
Kさんに対し
「やるべき事ができていないから
 日程が遅れるんだ!」
と叱ったのでした。

このミーティングを境に
Aさんは
リーダーを嫌うようになったのです。

先輩としての心得

結果的に
主任はあまりよいリーダーでは
ありませんでした。

後輩へ指示を出したあと
自分だけはサッサと
帰宅してしまうという
行動は軽率すぎます。

各自それぞれの役割分担があったにせよ
自分が帰宅する間際の
5分10分で
指示だけ出して帰宅するリーダーに
後輩はついていこうとはしません。

リーダーにとって大切なのは
後輩に寄り添う事です。

複数人のチームで業務を
進めているのに
リーダーだけが
帰宅している。

恐らく人間関係が
うまくいくことはないでしょう。

Aさんのように
怒りが爆発する前に
手をうたなければなりません。

Aさんはすでにリーダーを
信用しなくなっていました。

対処方法

この事例のように
三者三様それぞれ、
考え方が異なる部下達への
対処方法は
それぞれ個別に
対応していく必要があります。

Aさんに対する対処方法

仕事をせず帰宅し、
休みあけに叱りつけてくる
身勝手なリーダーに
怒り爆発状態のAさん。

あなたの周囲にも
リーダーと同じように
身勝手な先輩がいます。

必ずいます。

会社という組織の中には
身勝手な上司、先輩、
仕事をしない上司、先輩、
そんな存在がウヨウヨいます。

なぜ言い切れるのか?

それは今まで
話しを聞いてきた
どこの職場でも
同じような悩みや相談を
聞いてきたからです。

「あの人と
 違うチームにして下さい」

というAさんの主張をきいて、
チームを変えたとしても
その先でまた同じような
先輩がいたらどうしますか?

また、「違うチームにして下さい」
という、お願いを聞く事に
なってしまいますよね?

Aさんに伝えるべき事は
目を向けるべき
対象を変える。
という事です。

仕事をしないリーダーに対して
「仕事をして下さい」と
お願いしたところで
すぐに変わる事はありません。

また、違うチームに変わっても
また嫌な人物が現れます。

仕事でイライラする時、
怒りがこみあげてくる時、
そんな時は
相手や環境を
変えようとしても解決しません。

イライラしたり
怒ったりしたりするだけ
時間の無駄です。

どんなにリーダーがムカついても
心が乱されないように
落ち着かせましょう。

リーダーが体調不良で休んでいた間、
一生懸命フォローしてくれた
Kさんに対して
感謝の気持ちも持たないような人は
「かわいそうな人」だと、
心の中でおもいっきり
哀れんでいいと、
そう伝えて下さい。

Aさんには
Kさんのように
一生懸命頑張る人のところには
必ず助けてくれる人が
集まってくる事を伝え、
自分のやるべき事に
集中できるように
サポートしましょう。

Kさんに対する対処方法

なんでも我慢してしまう
Kさん。

このようなタイプの人は
常に自分に非があると
思っている事が多く
ピンチの時でも
限界まで耐えようとします。

おそらくKさんに
「順調ですか?」
と聞き取りしても
「はい、大丈夫です」
と答えるでしょう。

Kさんのアラームは本人から
直接は出てこないと
考えて下さい。

Kさんのアラームを
キャッチするには数値です。
Kさんのように
真面目で素直な性格の人は
数値に現れます。

例えばですが、
朝の出社時間が遅くなってくる。
メールのレスポンスが悪くなる。
残業時間が増える。
などです。

特に問題ない場合は
それほど気にしなくても
自身で解決してくれる。

それだけの力量がある人物です。

リーダーへの対処方法

今回の事例で
最も対処が困難な人は
主任(リーダー)です。

私もこの時
大きな落とし穴に
ハマってしまったのです。

Aさんが私に
「リーダーと
 違うチームにして下さい」
と相談にくるまで
3人は順調だと
思い込んでいたのです。

私はリーダーに
お客様対応も日程管理も
お願いしていました。

リーダーからは
仕事が順調であると
報告を受けていて、
私が
「KさんとAさんは、
 頑張っていますか?」
と質問をした時に
「二人とも
 よく頑張ってくれます」
と笑顔で報告してくれたのです。

実はリーダー、
KさんとAさんに指示を出して
自分だけはサッサと
帰宅する事に対して
何の罪悪感も
気まずさも
感じていなかったのです。

客先にも
リーダーがとりまとめをして
実務は2人で作業をすると
報告していたのです。

つまり、
全部KさんとAさんに
作業をさせて
それを客先に連絡するのが
リーダーの「まとめ」の
仕事だと解釈していたのです。

その事を私は何も
知らされていませんでした。

リーダーだけが先に帰ったあと
Kさんとの会話で
「リーダーにも
 手伝ってもらわなくて
 よいのですか?」
と聞いた時も
「大丈夫です」
としか返事を
貰えませんでした。

リーダーは
自分が主導を握りたいためか、
残業がしたくないためか、
自分に都合のよい仕事の進め方をし、
言葉巧みに都合のよい回答だけを
していたのです。

同じことの繰り返しになりますが
会社という組織の中には
身勝手、仕事をしない、
手伝わない、自分主体の考え、
周囲の人と協力できない、
そんな人がたくさんいます。

今回の事例の
リーダーのような存在です。

このリーダーに対して
「皆と仲良くしなさい」と
お願いしたところで
すぐに改善することはありません。

このタイプの人は
無理に改善しようとしてはいけません。
相手を変えようとしても
解決しませんので、
まずはチーム編成を組み替えて下さい。

Aさんの主張を
受け入れるようにも
見えますが、
そうではありません。

リーダーにはもっと別の業務で
スキルを活かして活躍してもらうのです。
誰かとリーダーを変わってもらうのです。
もちろんKさんとAさんにも
相談して決めるべき内容です。

一番大切な現場

私はこの時
KさんとAさんに
申し訳ないと思いました。

一番苦労している
現場の想いを
察してあげられなかったからです。

現場に関わろうとしない
人物から
上辺だけを聞き取りして
大丈夫だろうと
判断してしまったのです。

Aさんが
「あの人と
 違うチームにして下さい」
と言ってきた時には
すでに3人組は
修復不可能でした。

その後は
リーダー、Kさん、Aさん、
そして私が仲間に加わり
なんとかProjectを
完了しましたが
チーム内に大きなミゾを
作ってしまいました。

KさんもAさんも
とても耐えていました。
現場では
辛い想いをしていても
言い出せない事もあり
負の感情が存在します。

とりまとめの
人から聞くのは
業務的な内容だけで
かまいません。

現場の感情は
現場の人から
聞き出さなければ
わからないというのが
私の教訓となりました。

あなたの管理するチーム
一番末端の
現場の意見も時々聞いてみる事を
忘れないように
注意しましょう。

最後まで読んで頂き
ありがとうございました。

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