世間でよく言っているDX。
DXって、
いったいなんですか?
DXですか?
DigitalTransformation
(デジタルトランスフォーメーション)ですよ
だからそれが
わからないのよ
すいません。
読み方じゃなくて
内容のことですね
調べたけど
よくわかりません。
具体例はないのですか?
そうですね
整理してから
具体例を示しましょう
先日このような
会話のやりとりがありました。
あなたもDXの具体例について
知りたいようですので
この記事を最後まで読んで
参考にしてみてください。
DXとはなにか?
DigitalTransformation
(デジタルトランスフォーメーション)
の事を略して
DX(ディーエックス)と
言っています。
デジタルによる変革
を表した言葉です。
デジタル技術によって
人々の生活をもっとよくしていこうと
変革していくことです。
DXによく似た言葉で
ITという言葉があります。
あなたはきっと
DXよりもITのほうが
馴染みがあるのではないでしょうか?
IT革命とかIT化とか
いろいろな言葉がありますよね。
なんとなくコンピューターっぽく
進化したようなハイテクなものを
想像すると思います。
今までIT化と言われていたものが
そのままDX化に置き換わったのか?
というと、そうではありません。
それぞれ異なった意味合いで
使用されます。
IT化とは?IT化の具体例
IT化とは、
何かを効率よくする
という意味で使われてきました。
生産性を向上したり、
省力化したりする事が目的です。
いままで複数の人数をかけて
おこなっていた作業を
デジタル技術を使って
少人数でできるようにする。
など、
無駄な作業を減らして
効率をあげる事をIT化と
言っていたんですね。
IT化の具体的な例、ペンと紙から電卓
町の商店で野菜を買う時に
店員さんがペンと紙でお金を計算して
お会計をしていました。
ある日、そのお店に電卓が導入されました。
店員さんは
ペンと紙は使わずに電卓でお金を計算して
お会計をするようになりました。
ペンと紙はIT化により、
電卓に置き換わりました。
今までの無駄な作業やミスはなくなり
効率が上がりました。
IT化の具体的な例、電卓からレジ
さらに翌年には
そのお店にレジが導入されました。
店員さんは
バーコードでピッピッっと
金額を読み取り、
全ての商品のバーコードを
ピッピッしたら合計の金額が
表示されるようになりました。
電卓はIT化により
レジに置き換わりました。
今までの金額の手入力は
バーコードスキャンになり
計算のスピードがあがり
ミスもなくなりました。
電卓の時より効率が上がりました。
IT化とは効率化のこと
このように
アナログ的な人の作業を
デジタル技術に置き換えて
効率化する事を
IT化と呼ぶのです。
DX化とは?DX化の具体例
DXとは
進化したデジタル技術を
浸透させることで、
人々の生活を
より良いものへと
変革することです。
DXはIT活用を
さらに進化させたものになります。
新たなサービスや
ビジネスモデルによって
価値創出や
競争力向上が目的となります。
IT化はデジタル技術を使って
効率を上げる事でした。
簡単に言えば
デジタル技術を使って
便利に物事を進めて
無駄をなくす事でした。
それに対しDXは
IT技術をさらに進化させて
人やモノや企業にとって
より便利にしていくための
変化や改革を示す言葉です。
つまり
IT化のその先にDX化がある。
と考えると
わかりやすいですね。
DX化の具体的な例、老舗旅館「陣屋」
DX化の具体例には
創業100年の老舗旅館
陣屋の例がピッタリです。
陣屋は約10億円の負債を抱え
倒産寸前の状態から
3年で黒字転換を実現させたのです。
10億の負債という危機的状況から
3年で黒字転換させた方法、
それがDX化なんです。
企業が利益を出すため、
あるいは赤字を減らすためには
地道な効率化と売り上げ向上策を
実施しますが、
10億円の負債を3年で黒字にするには
大きな変革が
必要ですよね。
IT化のその先、変革をもたらした「陣屋コネクト」
旅館での業務に必要となる
様々な機能を搭載した
自社開発のクラウド型管理システム。
それが陣屋コネクトです。
従業員は
タブレットやPCを用いてアクセスし、
迅速な情報共有を実現。
サービスの質と
従業員の労働生産性を向上させています。
日本サービス大賞の
総理大臣賞を受賞している事から
各方面でDX化の成功事例として
注目されています。
陣屋コネクトの特徴は
旅館にあるすべての情報を
一元管理できる事です。
予約の状況、
顧客の管理、
財務情報、
従業員の勤怠管理、
ありとあらゆる情報を蓄積し
全従業員に公開されています。
従業員には
タブレット端末が配布されていて
従業員一人一人が
共通の情報を得て
サービスを提供できるのです。
DX化の成功事例、陣屋から学ぶ
デジタル技術フル活用の
DX大成功、老舗旅館って
どんな旅館なの?
と、きになりますよね?
下記が陣屋のWebページです。
陣屋から学ぶべきは
宿泊プラン、
日帰りプランが
Webページから
サクサクできる点です。
料金や料理の内容、
部屋の様子まで見れますよね。
もう何も聞くことはありません。
ポチっと予約です。
そう。
何も聞くことがないのです。
お客様と従業員をつなぐものが
インターネットで完結しているのです。
お料理の指定、
日付の指定、
料金の計算、
丸ごと全部完了しています。
まさにIT化のその先
DX化、老舗旅館の変革ですね。
DXを進めるには?
中小企業がDXを進めるには
どうすればよいでしょうか?
陣屋と同じように
システムを丸ごと導入!
と、できればよいですが、
そういうわけにはいきません。
なぜなら
そんなに単純ではないし
費用もかかるからです。
そんな時はまず
中小企業診断士などに相談して
補助金の活用を検討されてみては
いかがでしょうか?
下記のような補助金活用を
視野に入れてみましょう。
Webコンサル会社に
相談してみるのも
いいでしょう。
相談だけなら無料でできます。
DX化を進めるにあたって
大切な考え方は、
欲張らない事です。
あなたの企業にとって
課題となる事を
最小限に絞って下さい。
そしてまずはIT化です。
現場の方々は現状の業務、
普段の業務を止めるわけにはいきません。
ですので、
アナログ的に時間が掛かっている作業の
改善に一点集中してください。
予約管理ですか?
従業員の情報共有ですか?
財務計算の時間ですか?
システムを導入して
業務の変革、DX化を行うのは
一歩先の未来です。
まずは一番時間の掛かっている部分を
IT化して改善して下さい。
そこが出来たら
他の部分もIT化して改善。
IT化して改善、
IT化して改善、
IT化して改善、
そして、
IT化で得られたデジタルデータを
クラウドシステムを導入して
一元管理する。
このようにして
DX化達成への道は
切り開かれていきます。
あなたの企業をDX化して
変革を起こして下さい!
最後まで読んで頂き
ありがとうございます。
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