文章を書く人は文章を読む必要があると思っています。
そんなわけで、本を読んだ感想を書いたりするのも、たまにはありかなと思いました。
52ヘルツのクジラたち
先週4月14日に発表された『全国書店員が選んだ いちばん! 売りたい本 本屋大賞』を受賞した町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』(中央公論新社)が、週間6.3万部を売り上げ、4/26付「オリコン週間BOOKランキング」で1位を獲得。先週4/19付での173位から急上昇し、今までの最高位だった3/1付での93位も大きく上回り、初のTOP10入り、初の1位。町田そのこ作品のBOOKランキングTOP10入り及び1位獲得も本作が初となった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed86a6f099b450c97859e3f3bf49ed4d77df04f5
書店にいったら一番目の前に山積みにされていて、とても気になったので購入。読んでみました。
感想
虐待がテーマで重く暗い内容が表現されています。私が考えつきもしない虐待の内容で、うぁぁ…、酷すぎるなコレ…。と思う箇所もチラホラありました。私も人の親ですが、自分の子供に対して本当にこんなことをしてしまうものなのか?と心が苦しくなりました。
虐待の内容なので、過去の描写は痛々しすぎて読むのがキツいので一気に読んでしまう事をおススメします。主人公の過去の回想シーンの描写が多いのですが、回想に入るときがわかりやすいので、時系列をあまり行ったり来たりせずに、すらすらと読みやすかったです。
一方、助け合う仲間や、絶望の中にも差し伸べられる救いの手があり、人と人との繋がりが人を救う事を実感しました。私はどんな人にも愛情を注げるように、苦しみを癒してあげられるように、周囲の人達との繋がりを大切にしていきたいと思いました。この世には、誰にも届かないと思って発した声でも、必ず受け取ってくれる人がいるものです。
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コメント
今日も自分の知らないところで悲しいことが起きているんだろうけど、みんな自分が生きることで精一杯なのかなとも思います。
白畑穏仁さん、コメント頂きありがとうございます。今日も私達の知らないところで悲しいことが起きているかと思うと、苦しいですよね。もし私の元に52ヘルツの声が聞こえたら、精一杯応援してあげたいです。少しでも助けになってあげたいです。