2026-03

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小説

夏の海風と記憶釣り(22:ネクタイピン)

海斗は壁にそっと竿を立てかけた。ネクタイピンは糸の先にぶら下がったままだ。航は全員分の冷たい麦茶を大きな急須に用意し、それぞれの湯呑みに注いで配った。
小説

夏の海風と記憶釣り(21:カンパチパーティ)

瑠璃を一人だけ乗せたボートに乗り込もうとして、海斗は身を乗り出した。が、海斗はボートに上がらずに海面から頭を出したままでとどまった。ずぶ濡れの瑠璃を直視できず、海斗はボートに捕まりながらバタ足で岸へと泳ぎ始めた。
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