愛と金と仕事と自然

スポンサーリンク

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

都会で働くようになると今まで以上に人の多さにウンザリとしてしまう。

朝の通勤ラッシュ、電車を降りて駅のコンコースを歩いていると何と人の多いことか。

この中のビジネスマンの中には、私と同じように家族がいて、私と同じような業種で仕事をして、私と同じように夜になったら家に帰る、そういう人がいるのだろう。

あまりにも人が多いので、会社に向かっているときに、「会社に行くのは私ではなくて別の人物でもよいだろ」と考えてしまうときがある。

そうなのだ。

別に今の仕事は何が何でも私がやらなきゃいけない!というものでもない。

私が働けなくなったら別の人物を雇用して引き継げば、ビジネスは継続されていくのである。

でも、私としては、仕事を続けなけば給料がもらえなくなってしまう。

給料が貰えなくなってしまっては、生活を維持できなくなってしまう。

だから仕事をしているのだ。

もちろん、せっかく仕事をするのだから、毎日楽しく、スキルUPも目指して、チームや後輩をパワーアップさせて、色々な人から頼りにされるような働き方がしたいわけである。

売上だって業績だって、キャリアだってグングンアップさせていきたいのだ。

お金もたくさん稼ぎたいし、妻や子供に尊敬されたいし、同僚からもモテモテになりたいのである。

よーするに、「有るのと無いのなら、有るほうが良いに決まってるだろ」と考えるワケである。

最近YouTubeのような動画をぼーーっと眺めていると、どうしても都会の雑踏や仕事の煩わしさを嫌って自然を求めてしまう。

私のお気に入りはいつの間にかCampや温泉、登山やハイキングのような自然をメインとしたような「癒し」を求めるもので埋め尽くされてくる。

つい先日もガラにもなく、登山にチャレンジしてみたりした。

どうしてか、一人になりたいのである。

家にいてもなぜか窮屈に感じるときがあるのだ。

仕事から帰ると、妻と息子が私のわからないような内容でキャッキャと会話をしている。

「それってなーに?」

単純に、シンプルに、そうやって聞けばいいのだが…

お笑いのオチがわからず「今のってどこが面白くてみんな笑っているの?」と聞くような感じ?空気が読めてないような質問なんじゃないか?と察すると何も聞けずに終わるのである。

とまぁ、そんなことを何回も感じていると、家にいても仲間外れのような気持ちになるのだ。

家族は決して私のことを仲間外れにしようなどとは思っていないので、私が勝手にそう感じているだけということは十分に理解している。

だが、私は元々そういう性格。気難しくて、女々しい部分がある。

うじゃうじゃ、うじゃうじゃ虫が湧いてくる。

どす黒くてネガティブな考えで頭の中がぐるぐると廻っているのを、経験と知識と理論で晴れたポジティブの世界に「努力して引き上げなければ」ならないのだ。

それが私であり、とにかくメンドーで厄介な気性を持っている。

根っこから明るい人物はいつだって私の憧れなのだ。

会話を楽しむ余裕も、友人や先輩を気遣う余裕もある。それは普通に持っている。

私はそれほどには大人になっているのだ。

仕事も家庭も窮屈で一人になりたい、なんて考えてしまうのは、また「あっち系」の病気なんだとあきれて感じとってはいるものの、いいやそうじゃない、本来の自分の性格からしても自然な思考回路、私はそういうことを考える人物なのだ。

普通だ、病気だね、普通だね、違う狂ってる、いや普通だろ、怖い怖い、ホント怖いよ、考えるのやめやめ。

頭の中では天使と悪魔ではないが、見栄っ張りと犯罪者がブツクサブツクサやってるのである。

満たされない想いは何なのかと、ふと頭によぎったのが「愛と金と仕事と自然」である。

もっと愛されていたら…

もっと金があれば…

もっと仕事がうまくいっていたら…

頭を左右にぶんぶんと振るって、家族の愛、友人の愛、仕事仲間の愛、全ての愛をふるってふるって振いまくると、網目の隙間から全部落っこちた。

それと一緒に金も必要ないんだと気が付いた。

そうなると、私はもう働く必要がないので、仕事も不要だ。

ふるってふるってふるって振るう!

最後に残るのは「自然」だけだった。

ふるいの網の上に唯一残るのが「自然」だけで、それ以外は全部落っこちてしまう。

落っこちたものは全部あげるので、私はしばらく自然と過ごします。

でもブツクサやっているウチにそれも飽きると思うので、その時はまた会話をすればいいんじゃない?

先がわからないんだから、今考えたってしょうがない。

時間が経ってから考えてください。

一長一短、日進月歩、急がば回れ。

溶けて流れりゃ皆同じ、溶けて流れてはいそれまでよ。

大事なものがたくさんあっても握力弱くてずっと握っていられないから、パーにしたままお湯に浮かんで日光浴をしているよ。

そしたらそのうち夜になって、椅子に座って星でも眺めているウチに寝ちゃうよ、きっと。

だれも声をかけないから、そよ風を感じたらおきてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました